【第38回】キャンプブームはさらっと終わる予感してますってお話

どうも。出番が回ってきましたくぼはるです。今年の夏は皆さんどうお過ごしでしょうか。今までとは全く異なった夏が到来し、普段何の気なしにできていたことが出来なくなる苦しみは想像以上でした。日々その苦しさを噛みしめながら過ごす酷暑の日々です。遊びに行けない、飲みに行けない、バイトがないからお金もない、外出先では常に気を張らなければならない等々。あ~~やだやだ。

花火に、屋台のタコ焼きが恋しい!

それでは本題。

 

そんな情勢故に、キャンプブームが再来しました。

 

このキャンプブーム、昨年からyoutubeの影響でじわじわと人気に火が付き、今年のコロナ情勢で一気に爆発したように感じている。そんなムーブメントに、アウトドア歴15年のボーイスカウトである私が小言を吐いていきます。

 

 キャンプ文化、もとよりアウトドアが一般家庭で流行したのは何も今回が初めてではない(らしい)。1990年代前半にもアウトドアブームは訪れている。これは第一次アウトドアブームと言われ、ホイチョイ三部作(わかるひとにはわかる)のようなメディア展開から影響を大いに受けた若者たちがこぞってアウトドアを楽しんだ。スキーとかね。加えてモータリゼーションに沸いたことで自家用車でキャンプへという流れができたとみる考えもあるようだ。

今回のブームは前述した第一次を経験した世代が中年層が、若いころのノスタルジーと共に大人の趣味といて楽しむ傾向が強いように思う。他にも、SNSの普及で非日常を演出したい層が目を付けた事、アニメ「ゆるキャン△」に憧れソロキャンプに挑戦する層等々、様々な角度からのアプローチが奇跡的に噛み合った結果、多種多様な層がキャンプに興味を持った事がこの大きなムーブメントの引き金になったのだろう。

 

私はこの層の半分以上が数年で脱落してアウトドアから離れていくのではと推測している。

 

アウトドアの魅力、特にキャンプの魅力とは何だろうか。答えは人それぞれかもしれないが、先ほども述べた「非日常」は大きなキーワードだろう。快適に暮らすために整備された街での生活に辟易し、息苦しさや生きづらさを感じると自然との触れ合いを求める。便利すぎるがゆえに、不便が娯楽として成立するのだ。キャンプは不便を、手間を楽しむ活動だと理解するべきだ。これは勝手な見解だが、この不便を楽しめる層は趣味としてキャンプをし続けられる。しかし、手ぶらで手軽にホテルに泊まるかのような感覚で楽しめるグランピングが好み!みたいな方はアウトドアからだんだん距離が出来てしまう事だろう。アウトドア、特に野外生活は普段の暮らしと比べた際にどう考えても生活の質が落ちる(というより落とすことが娯楽性を生んでいる)。それを「非日常」なエンターテインメントと感じられる間はいいかもしれない。しかし何事にも慣れが来る。アウトドアが「非日常」から「日常の延長線」になった瞬間、楽しいものでなくなってしまうことを多くの方に知っていただきたい。

 

キャンプなんて面倒なものです。そういうもんです。(キャンプ行きたいな)

 

 

 

 

後記というかなんというか。

このブログのメンバーを募っているそうです。何か書きたいものがある方はぜひ。今年あっという間に終わっちゃいますね。何か面白そうな話があれば僕にも教えてください。かじりつきますので。それでは。