【第12回】「エモい」ってなんだ?

どうも。

第1回以来の登場です。くぼはるです。

このブログ、僕以外に執筆者さんがたくさんいらっしゃるんですけど、みなさん真面目なテーマで記事を書いていらっしゃって偉い。僕だけですよあんなに自分の趣味全開にしてジャンプについての想いを綴った奴。

まあでも僕の記事が皆さんの息抜きになるよう、とりあえずrerayblogのサブカル担当目指そうかな。

 

今回は「エモい」についての一考察。

 

普段の生活でエモいを唱えたことがあるそこのあなたは若者ですおめでとう。写真を見て、文章を読んで、音楽を聴いて、エモいと唱える、そんな時代。にもかかわらずエモいって実際なんなのか深く考えたことはないはず。エモいとは一体何なのだろうか。エモいの正体に迫りたい。

 

エモいって何だろう。教えてWikipedia!!

エモいは、英語の「emotional(エモーショナル)」を由来とした、「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本のスラング(俗語)、および若者言葉である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 どうやらエモいはemotionalからきているらしい。ちなみに1980年代のエモーショナルハードコアという音楽ジャンルから端を成しているという話もある。案外歴史は長いみたい。ただ、調べても調べてもエモいの正確で明確な意味を提示しているものは存在しない気がしたので、とりあえず今回は自分の中のエモいを確立していく事にする。

 

文章でエモを考えてみる。

あくまで僕の感覚での話だが、「公園」という言葉単体ではエモさを感じる事はなかなかできないだろう。しかし「あの子とよく帰り道に寄った公園」 はエモいのである。さらに言えば「あの子とよく帰り道に寄った公園のベンチで、ひとり缶ビールをあおる」という文章は更にエモい。

この例では、徐々に文章の解像度を上げていった。細かく情景描写が伝わるよう設定を足すことでエモいという感情を引き出す。エモいという感情は、センチメンタルやノスタルジーを孕んだ情景が詳細に明確にイメージできる事が大切だ。

 

画像のエモについて。

問1.この画像を見比べてほしい、エモい画像ど~っちだ??(唐突)

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答え.右の方がエモいだろ

この画像はあるホテルに宿泊した際の画像なのだが、左が無加工の画像、右がフィルムカメラ系のフィルター加工を施した画像である。

エモいと称してInstagramに投稿される写真は、パリッとした解像度の高い写真より、インスタントカメラフィルムカメラのような若干ぼやけた質感の画像の方が多い。感覚の話だが、真昼の青空より、ほんのり薄暗くなる夕焼けの方がエモいし、ピントがしっかり合った画像より若干ぶれている写真の方がエモい。これに関しては一つの仮説を立てておく。

「定まった情景描写のみが受け手に伝わる画像より、解像度が低く、ぼやけた画像の方がエモいのではないだろうか。」

 

僕の中のエモ

ここまで「エモい」について文章と画像を例に挙げて考えてきた。文章の「エモい」は解像度が高い方が好まれ、画像の「エモい」は解像度が低い方が好まれる。この二つは相反するようで類似点がある。どちらも想像で補完する余地が存在する点だ。

「あの子とよく帰り道に寄った公園のベンチで、ひとり缶ビールをあおる」

この文は、「公園」というワードに詳細な設定を足していき解像度を上げた。しかしこの文から思い浮かべられる設定や情景は受け手によって様々だろう。僕ならこの文を読んで、男が一人女々しくも元カノとの思い出の場所で缶ビールを飲んでいる情景を思い浮かべる。破局したとも、そもそもあの子が彼女とも、この文からはわからないのに。しかし、わからないからこそエモい。

「想像の余白を持たせつつ、ある程度設定を押し付ける」

それこそがエモの成立条件なのかもしれない。

 

今回はこんな感じで終わろうかな。書こうと思えば何文字でもかけちゃうから大体2000字目安にいつも書くようにしてます。読むほうも大変だからね。それにしても今回も趣味全開にしてしまった。反省する気は一切ない。僕の文章が好き!って言ってくれる人が出てきてくれると嬉しいのだけれどまだまだその域に達するには文章力が足りなすぎるので修業します。

 

ちなみにこのブログに触発されてときたまnoteを書いています。すごい遅筆で更新なかなかしていないけど良かったら読んでみてくれ(宣伝)

note.com

 

来週はレジ袋について書いてくれた河原さんがまた執筆担当です!レジ袋であんなにテンション上がるなんて凄いなと思うと共に、なんだか幸せの感度が高そうな方とお見受けします。いつかお会いしてお話してみたい。

 

皆さん体調にはお気をつけて。

それでは。