【第50回】港で夕陽に照らされる大型客船を眺めながら…

第50回目を担当するのはどうもぐっさんです。

 

暑すぎたり寒くなったり体調管理が難しい天気が続いていますね。この前の実習中も実は体調を崩して二日ほど寝込んでいました。この時期になるとアレルギーと風邪に同時にかかるというダブルパンチで倒されます。笑

 

さてさて、今回の僕のテーマは

 

いざ 伊豆大島

 

です。

11月17〜18日に行ってきました本当は3泊4日の予定だった

中部地域は意外と自転車では行かないところなのでワクワクドキドキでした(1年次にくぼはると海鮮丼食べに熱海行った以来かな)

 

というのも第3クオーター終わって1週間休みがあるとのことだったのでそれは直前に知ったどこか行こうかなと親父と話していたところ

「あったかいし大島はどうか」

と言われ一個の候補としてあがった。他には、群馬、栃木、長野(どこも寒い)があったが、島は時間がないといけないから行けるときに行こうということになり準備が始まった。

↓今回の装備

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いつものランドナー ではなく輪行するので重量の軽いもう一つの自転車を選択した(この選択が最悪の事態を生む…

始発の電車で行田から熱海まで3時間。もちろん各駅だよ

 

熱海駅につき、フェリーまでの時間を見ると意外とリミットがやばいことに気づく。

急いで慣れた手つきで組み立てていく。慣れた手つきとは言いつつもそれほど輪行はしたことないが。

フェリー乗り場に到着し、搭乗の手続きを行う。学割で20%引きだったので割と安くすんだ。

出航まで待っていると自分と同じような装備をしたおっちゃんが話しかけてきて、どこいくのとか、自転車関係の話で盛り上がった。割と人見知りはないのでこういう旅先でいろんな人と話せるのは楽しい。

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これが今回乗ったじぇっと船なるもの。海上を時速80キロで走るらしい。揺れは少なく、かなりよかった。席は狭いのが難点だったけどね、

 

熱海から大島までの海域は大型海洋生物が多く生息しているらしく、

 

船内アナウンス「現在走行しているこの海域は大型海洋生物が多く、速度を落としての走行となります。急旋回、急停止の可能性もありますのでご了承ください」

 

ディズニーシーのレイジングスピリッツと同じこと言ってるやん!!!

と初めて搭乗した僕にとってはかなり怖かった。まあレーダーで感知できるにせよ絶対事故らないとは限らない。そんなに危ないのなら全部大型船でええやんとも思ってしまった。

 

無事大島に着岸。

予定していた港ではなくもう一つの港についてしまった。気候と海と状況で変わるらしい。その時点で少し自分の中での何か歯車がうまく噛み合わなくなってくるのを感じた

 

天気は暑く、日差しも凄かった。冬支度をした僕は汗がヤバかった

 

さっき話していたおっちゃんと「じゃあまた」とそれぞれの行先に向かった

大島のツーリングまっぷ

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着いたらやることとして、まず三原山に登ることだった。標高700ちょいしかないこの山だが離島の山というのは壁のような道が多くとても登る気がうせる。

 

御神火スカイラインを登り始めると工事中、通行止めとの看板を発見する。

僕:(これはいつもの田舎あるあるで、結局行けるパターンのやつでしょ)

 

と経験則が変にはたらく。しばらく登っていると工事中のおっちゃんに

 

おっちゃん:「にいちゃん、この先通行止めだよいけないからね」

 

と。

 

どぉぉしてだよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!

 

 

普通に考えてどうしても何もいけないことには変わりないので仕方なく断念し下山。

それに加え自転車のギアが山登りに適していないためなかなかキツかった。

 

この時点で僕の旅を楽しむゲージがガクンと下がる

他のルートは存在するが、どうもいく気にならず港に戻り釣りしているおっちゃんを見ながら僕は読書をする。時刻は14時ごろで日の入りまで全然時間がある。

 

どこか移動しようと思い、初めの港方面に向かった。

 

すると後方下部から

 

「ビリッ ビリッ」

と聞き覚えのある音が聞こえ、それとともに自転車のスピードが落ちていく。

 

この時点で察したが、後方のバックをキャリアに止めるマジックテープがタイヤのスポークに干渉していたのだ。実は熱海駅からフェリー乗り場まで移動している時も同様のことがあり嫌な予感はしていた。

直せばいいじゃないか、と思うだろうがバックの横の部分を支える棒が一本しかなく支えられていない側が邪魔していたのだった。

 

これじゃあ移動できないじゃないか、となってしまいひとまず荷物を観光協会に置いて移動することになった。

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移動できる範囲で海辺を走ってきた。これは大島含む各諸島で有名なマリンスポーツでのバディを想う鐘らしい。この手の鐘はよく見かける。

 

少し堪能していい時間になってきたので銭湯に入り、隣の公園でお決まりのテント泊。

公園でテント泊するのはなかなかグレーゾーンではあるが、許してください。

 

夜になって地元の高校生がママチャリで僕のテントの周りを走り始めたりと面白いことがあった。

 

それはさておき、朝を迎え今日のタスクはバスで三原山に登ること。そして郷土料理?のべっこう寿司を食べることだった。

 

8時半のバスに間に合い、展望台から歩き始めた。

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そこは日本ではないような景色が待っていた。風が強いせいか低木が多く、砂漠も存在する。日本で一番大きい砂漠はここだそうだ。

 

昭和61 1986年に噴火し、現在は危険度レベル1の活火山となっている。多分

 

火口は一周2.5キロほどあり風が強く吹き飛ばされそうになった。

 

思ったよりも早く回ってしまい次のバスまで3時間も余ってしまった。甘酒をのみ椅子で寝ていると時間がきた。

 

下山した時の時刻は14時を回っており、次は波浮地域にいく予定だった。

 

しかし自分の自転車の状態を思い出すと同時に、初日に話していたおっちゃんに再開した。

 

一瞬、帰ろうかなと思いがよぎった。

 

自転車トラブル。もう帰るおっちゃん。かなり気持ちが落ち込んでいる自分。

 

この要素が三位一体となり、もう帰るという気持ちがまさってしまったのだ。

 

もし帰るとすると1時間後の熱海行きフェリーがラストとなる。

 

そして今日やるタスクが残されている。そう、べっこう寿司だ。

食べなければと体が動き、Googleマップで寿司屋を探すも、こんな真昼間からやっているところなんてない。

 

あ`あ`もうだめだと諦めかけた時、スーパーで売っているのではと推測し駆け足で探しに行った。

店中グルグル回っていると…

 

あった。しかも結構高い。ていうか寿司ですらない。

 

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港で夕陽に照らされる大型客船を眺めながら悲観的な思いとともにこのべっこう漬けを口に運んだ。

 

うん、ピリ辛の醤油に漬けてある刺身だな。それ以上でも以下でもない。

 

寿司屋で食べればうまいだろう。雰囲気もあるだろうね。

 

またおっちゃんと話ながら熱海に戻った。なぜか旅先で行きの便であった人と帰りまた会うことがよくある。運命の巡り合わせかな。笑

 

 

ここらで終わりです。

ここまで見てくださりありがとうございました!!

次回もお楽しみに。