【第67回】地域に大学生を送り込むこと

どうも。くぼはるです。

 

就職活動をしながら、地域と関わる大学生の存在を考える事が増えました。地域を学びのフィールドとさせていただいた事が、私自身の大きな価値になったと強く感じていまして。そんな気持ちで調べながら書きました。

 

それでは本文。

 

大部分の若者は都市部を好み、事実、東京にいる大学生の約三割が関東圏以外出身の学生で構成されているらしい。しかし、第二次安部政権が地方創生を掲げてからというもの、地方の価値は社会に再認識され、都市部よりも地方を好む、もしくは地方にあこがれを持つといったような価値観も世間一般に見受けられるようになったんじゃないだろうか。特にこの価値観は、若い世代に広がりつつある。私は、この価値観こそ、地方創生に一石を投じることのできる言わば鍵なのではないかと、ちょっと思う。

 

福岡県中間市では、北九州市立大学の学生が、フットパスと呼ばれる街歩きのプロジェクトで一定の成果を上げた。

 

修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチという分析手法で行われたこのプロジェクトの分析結果で注目すべきは、大学生が取り組んだことにより、若さ、未熟さ、異質さといった大学生が関わったからこそ発現したと考えられる概念が露出したことだ。ここでは若さについての分析に絞って触れる。「若者との交流こそがエネルギーであることと、 若者が地域にいるだけで地域が華やぐことを意味する。 まず、若者との交流こそがエネルギーであることとは、若者と普段話すことがほとんどない高齢者にとって、大学生と対話すること自体が新鮮で楽しく、若返るということである」と、分析したらしい。若さそのものが武器となる大学生は、存在そのものがエネルギーであり、地域に活力を与える。加えて、関わる事だけでも注目され、地域の方の不信感も少なく活動することができる。大学生ならではの特性を生かした地域との関わり方をすることで、その地域に新たな風を吹かせることができるはずだ。

 

たくさんの大学生が地域創生に興味をもっているような気がする。もちろん私自身の環境のせいもあるとは思うが、絶対数は確実に増加しているはずだ。地域はもっともっと積極的に大学生を受け入れる環境になってくれればと勝手な希望を持っている。誠実に接してもらえれば、大学生は数字以上の価値をもたらしてくれる存在になってくれるはずなのだ。

 

あ~!就活がんばろっと。

それでは。